

やすらぎカフェ(シリア)
古代から現在まで続く都市としては世界最古と言われるダマスカス。 その旧市街、日差しを避けた裏通りにあるのがこのカフェだ。 意匠をこらしたデザインのアルギーレ(水パイプ)で水たばことおしゃべりを楽しむ、このような時間を人々はラーハ(安らぎ)と呼んで大切にしてきた。...


木かげの時間【タイ】
タイの田舎、人々が木かげで涼んでいる。 黄衣の若い僧侶の後ろには編み物をする女性がいた。 タイでは、成人男子の仏教徒は出家し、基本三カ月間の仏道に入る。 世俗の世界と修行の世界の時間が同じ日常風景の中で 流れていた。 ©Mitsuya Watanabe


フェリーの行方【ギリシャ】
ギリシャ最大の港・ピレウスから早朝に出港したフェリーでくつろぐ若者たち。 おだやかな朝の日差しと、エーゲ海のやさしい風を感じながら彼らが楽しんでいたのは、船上の平和なひとときと解放された自由な時間に違いない。 ©Mitsuya Watanabe


理不尽の増加【クルド難民】
女性や子どもたちを乗せたダンプトラックが次々とやってくる。 故郷のクルディスタンから追い出された彼らの新天地は、沙漠の難民キャンプだ。 いまや、“グローバル化”とは、難民の増加とウイルスの感染症拡大を意味しているかのようだ。 ©Mitsuya Watanabe


巡礼の女性たち【インド】
ムガール帝国第5代皇帝が亡き王妃のために建てた壮大な霊廟タージ・マハール。 大理石の白と前庭の緑のコントラストが映える。 そこには様々な色のサリーをまとった女性の姿が 多かった。 聖者となった王妃の墓は、人々の巡礼の地でもある。 © Mitsuya Watanabe


少年の道【シリア】
沙漠のテントの中で子どもたちが寄り集まるのは、いつも母親の元だった。 だが、年長の少年は、成長のワンステップを示すかのように少し離れている。 誇り高き沙漠の主・ベドウィンへの次のステップを、さあ、踏み出せ。 ©Mitsuya Watanabe


写真集発刊について Ⅱ
皆さま、ご連絡いただき、ありがとうございます。 そう、40年経ってやっとです。 昨日発売となりました「シリア沙漠のポートレート」では「アラブの格言」曽野綾子著(新潮新書刊)から言葉をいただいています。写真とともに格言により ご味わっていただけることと思います。...


写真集 発刊しました
ライフワークであるシリア・ベドウィンの姿を写真集として発刊しました。 もう一つの戦争が始まり、シリアは注視されなくなりました。が豊かな土地と文化、伝統を持ちながら、それゆえ争いの場となってきたことは同じです。 乾いた大地に暮らす人々は私たちとは違うようで...