

旅立ちの朝【シリア】
シリア沙漠の朝。一列に並んだラクダを率いていたのは少年たちだった。 これから数日、テントを離れて草地を求めて旅に 出る。 家畜を守って昼も夜も気の抜けない任務かと 思いきや、彼らはワクワクした表情だ。 これらひとつひとつの旅立ちが彼らをシリア沙漠のベドウィンへと成長させてく...


デルタの祭り【エジプト】
ナイルデルタの各地では、農産物や家畜の定期市が開かれる。 サトウキビジュースを搾る男たちの周りは、まるで 祭りの露店のにぎやかさだ。 人々が集うこのような定期市はコロナ下でどうなっているだろうか? ©Mitsuya Watanabe


沙漠の主【シリア】
パッチワークで覆われた寝具などが積まれた壁の向こう側が「女の部屋」、 手前は客を迎える「男の部屋」と呼ばれる。 炉辺に並べられた大小のポットは、客の人数に応じて使い分ける。 いつでも歓迎の準備はできていると言っているようだ。...


夢【クルド難民キャンプ】
悲惨な状況を乗り越え難民キャンプにたどり着くことができた子どもたちは、それだけでラッキーなのだろう。 彼らにはまだ楽しい夢を見るチャンスがある。 クルドの新年を祝うノウルーズの祭りで、難民キャンプの子どもたちにはどんなプレゼントが届くのだろうか? ⓒ Mitsuya...


おしゃれな若者たち【Zambia】
1964年東京オリンピックの開会式と閉会式とで 国旗が変わった国として 話題に上ったのがザンビア。 オリンピック期間中に独立を果たしたのだった。 オープンマーケットの若者たちは男女とも すっきりとおしゃれだった。 治安が良く、人々はおだやかで人懐っこい。...


祝いの日【シリア】
結婚式に参加するため、テントの中でおめかししている兄を妹がそばで茶化していた。 遊牧民ベドウィンの結婚式は沙漠の歌と踊りで盛り上がる一大イベントであると同時に、一族が集い同一部族であることを確認し合う場でもある。ⓒMitsuya Watanabe


ナイル川のほとり(エジプト)
アスワンのナイル川対岸で迎えてくれたのは、ヌビアの女の子たちだ。 エジプトとスーダンにまたがるヌビア地域のエジプトヌビアの観光スポット「アブシンベル神殿」は、ダム湖建設のため移設され水没からまぬがれた。 だが、ほとんどが湖底に沈んだエジプトヌビアの村のナイル川岸への再定住と...


島の笑顔(タンザニア)
タンザニアは、本土のタンガニーカと インド洋に浮かぶ島ザンジバルとの連合国。 ザンジバルはアフリカよりもアラブの色が 濃いリゾート地だ。 ザンジバルタウンから離れたある村の バナナの木陰で、ヤシの葉や枝を編む若者がいた。 彼の手さばきと笑顔に、ザンジバルの...


平和の川で【ザンビア】
まだ乾季の暑さが続く頃だった。 ザンビア中部の村を流れる小川で、子どもたちが水遊びをしていた。 楽しそうな子どもたちが作る涼しげな水しぶきが、 汗だくの私にはとても羨ましかった。 ©Mitsuya Watanabe


望郷【クルド難民キャンプ】
「クルディスタン(クルドの土地)にある家の前には小川も流れていて、とても美しいところだった。」 母親は楽しそうに我が家を思い出し、子どもをあやしていた。 国なき最大の民族と言われるクルド人親子のここでのひとときを守るのは”難民“というステータスと避難民用テントだった。...